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キンセンタケの外見はエノキタケと似かよった形状ですが、薬膳性が高くて収穫量も多い、お奨めのきのこです。クヌギ木粉に渓流石、各種薬膳エキスなどを加えた培養技術によって薬膳キノコに生まれ変わりました。冬期に暖房なしで栽培できて栽培方法も簡単なので、これからの時代を担うキノコと言ってもいいでしょう。

コリコリ感が強く、甘味があってクセがないので、キノコ嫌いの子供さんにも喜んでもらえます。酢の物・サラダなどあまり熱を加えない料理、鍋物・スパゲティー・洋食の盛り合わせ・てんぷらなど加熱性の料理にも、コリコリ感・型くずれが少なく調理できます。便秘・肌荒れ・風邪の予防などの改膳として、喜ばれるキノコです。

 １１月に菌床を入れて栽培をはじめましょう。

ヤマブシタケは秋から冬にかけて、ブナやナラの倒木に発生するハリタケ科のキノコで、中国や台湾ではサルの頭に似ていることから「猴頭菌」とよばれている。食用のみならず、薬用としても抗ガン性やアルツハイマー型痴呆症の改善、消化不良や胃潰瘍の解消に高い効果を示します。ベータ・グルカンについては、経口治療型のグルカン値がアガリクスの２倍近い２１％、活性酸素から人体を保護するＳＯＤ消去活性（スーパー・オキサイド・ディスムターゼ）値、前立腺障害や糖尿病の予防となる亜鉛なども極めて高い含有を示します。

ハナビラタケ

ハナビラタケは夏から秋にかけて、アカマツやカラマツなど針葉樹に発生する薬膳キノコです。柄は太く、多数の傘が花びらのように広がっていることからハナビラタケの名前の由来となりました。マツタケのような芳香とシャキシャキした食感は「幻のキノコ」と称されています。また、ハナビラタケには制ガン成分βーグルカンがアガリスクの３倍の４３％も含まれていることが、日本食品分析センターの成分分析で明らかになっています。ハナビラタケの人工栽培は未だ事業化されておらず、食用菌学者の研究の的となっています。