古代から「幻のキノコ」と呼ばれてたほど希少価値があり、大自然で見つけた人が舞い上がって喜んだことから「舞茸」と呼ばれた。この栄養分豊かな薬膳キノコが食卓から消えようとしている。

マイタケの栽培状況01


冬虫夏草 霊 芝 マイタケ つくし茸 キクラゲ

マイタケという薬膳キノコ
自然界のマイタケは、温帯から温帯北部にかけて分布し、ブナ科樹木の古木根株に寄生して発芽する木材腐朽菌です。 
アメリカ・ニューヨークの癌検査機関が行った臨床試験では、マイタケの有する成分が乳癌患者の免疫システムを刺激するという可能性が示され、免疫細胞を刺激(活性化)するという研究結果が発表されました。
さらに学術的人体研究で、マイタケには癌細胞の増殖を阻害しアポトーシスを誘導することが示され、癌に対する潜在的な抗転移特性が示されました。他にも、血糖降下作用、抗酸化物質が含まれることも研究で分かってきました。成分的にマイタケはまさしく、舞い上がって喜ぶキノコなのです。
マイタケ(学名:Grifola frondosa)は担子菌門トンビマイタケ科のキノコで、日本では食用として馴染み深い薬膳キノコですが、強靱な原菌確保に問題があって、年々、栽培を取りやめる生産者が増えています。このペースでは5年以内に、優秀なマイタケを栽培できる生産者はいなくなるという予測です。

マイタケの栽培環境
栽培温度:15~25℃ (最適/昼間23℃-夜間17℃)
栽培湿度:菌糸育成/70%  発芽/90% 育成/75~90%
栽培光線:直射日光は早朝のみ、暗いと白っぽく弱々しい
換気通気:換気は日に数回行う、夜間に緩やかな通気

マイタケを自然環境で春栽培する場合(温暖地)は10月に予約、1~2月に菌床入荷して5月まで。マイタケを秋栽培する場合は7月に予約し、10~11月に菌床入荷して2月まで。マイタケ栽培サイクルは、シイタケの場合とほぼ同じです。
マイタケ栽培ハウスはシイタケ栽培と同じ形状で外部は断熱被覆フイルム貼り、マイタケ栽培棚もシイタケ栽培と同じ形状です。

マイタケ菌床の形状
寸法重量:φ9.5cm×L 400cm  W=1800 g(完熟時)
発生量 :生物添加率100%(乾燥原材料/900g)
◎2回収穫/初回発生は棚、2回目埋める/700g(商品換算)
◎2回収穫/初回2回とも棚発生/500g(商品換算)

マイタケ菌床の物流単位
梱包単位:8菌床/段ボール箱(16kg/箱)
箱装寸法:40cm×40cm×20cmH
積載単位:12,000菌床
輸送手段:保温コンテナ(40Fリーファ)

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