「冬虫夏草を食べながら猛練習に耐えた」と、世界のメディアを前にインタビューに答えた馬軍団たちは、何故にドーピングの汚名をかけられたのか。


ドーピングと馬軍団トップ

世界新を続出した馬軍団

ドイツのシュツットガルトで開催された、第4回世界陸上競技選手権大会。中距離種目の全てを、それまでノーマークだった中国女子選手が制したのは、1993年8月のことでした。特に3000m決勝では、中国人3選手が他に大差を付けて1~3位を独占するという快挙をなしとげ、全世界のマスコミから「馬軍団」と呼ばれたたのです。 ドーピングと馬軍団
単行本「世界記録続出の軌跡」

冬虫夏草を食べながら猛特訓 

無名だったチームが圧倒的な強さを見せつけたのは、世界スポーツ史でも初めての快挙でした。さらに、この大会から20日後に行われた中国第7回全国運動会でも、世界陸上と同じメンバーで5つの世界記録を立てつづけに更新して、世界を仰天させました。
鉄人のような選手たちを指導していたのは、スポーツの専門知識も乏しい(評判)馬俊仁コーチです。遼寧省大連市の代用教員だった馬コーチは、山に分け入って薬草を摘んできては選手に飲ませ、猛特訓を強いました。さらに世界陸上競技大会の直前には、酸素の稀薄な青海省の3000mを超す高地にキャンプを張り、雨の日も風の日も40キロを走破させるという、常識を覆す特訓を課したことで有名です。世界の桧舞台に立った彼女らに、メディアが「強さの秘訣は何か?」と質問したところ、平然と「冬虫夏草とスッポンを食べながら猛特訓した」と応え、騒然となりました。世界のマスコミは、馬コーチと彼女たちをたたえて馬軍団と呼びました。

馬軍団にドーピングの汚名

抜群のパワーを見せつけた馬軍団の王軍霞選手は、アトランタ五輪でも金銀メダルに輝くなど大活躍。彼女が残した女子3000m競走の世界記録は、23年を経た今でも破られていません(但し、この競技種目は消滅)。
そして今日、馬軍団のドーピング問題が蒸し返され騒がれていますが、世界陸連もオリンピック委員会も調査をしているものの、あの突出した世界記録もアトランタの金メダルも、否定はしていません。さて、真相はどうなのでしょうか。

ドーピング事件の真相

矢印01



冬虫夏草スポーツ 健康広場ショップ 癌にリベンジ 社会貢献トップ

常勝馬軍団にドーピングの汚名
Copyright (C) 2015/03/01-2021/11/07
BG SCIENCE CO,LTD.